今回は、モータージャーナリスト・岡崎五朗様のポルシェ911カレラのコーティングを施工させていただきました。
使用したコート剤は、 KUBEBOND ION(キューブボンド イオン)。
上質なコート剤を手がけるCHOOSE NanoTech社が、ダイヤモンド9Hの次のタイプとして開発した、最新のセラミックコーティングです。
強化ガラスの技術が応用されており、ワンランク上の輝きに加え、耐久性・耐摩耗性・防汚性能が大幅にアップしています。まさに、セラミックコーティングの最上級バージョンと言っても過言ではないでしょう。
今回は、このKUBEBOND IONの施工について、詳しくお伝えします!
なお、今回のコーティング施工は動画版もございます。こちらもぜひ併せてご覧ください。
最上級セラミックコーティングの輝き
まず先に、コーティングが完成したところの画像をご覧ください。
重厚感あふれる艶がお分かりいただけるでしょうか。
KUBEBOND IONは、ケミカル・ストレングスニング・テクノロジー(化学強化技術:CST)という特殊技術を用いて開発されました。
簡単にいえば、車の塗装の上にセラミックコーティングが乗っかるというよりも、塗装の中にコート剤が入り込み、強い塗装に変えるというものです。
私も長年コーティングを手がけてきましたが、これほどの重厚感あふれるコーティングは初めてです。
それでは、実際どのように作業していったのかを、画像とともに詳しくご紹介していきます。
KUBEBOND IONの施工順序を解説!まずは高圧洗浄からスタート
まずは、高圧洗浄で車の汚れを落としていきます。
高圧洗浄といっても、当社は簡単には考えておりません。
隙間に入り込んでいる砂ぼこりや小石などをしっかり取ってあげないと、後から磨きをかけるときに、塗装を傷つけてしまう危険があるからです。
磨きは「ポリッシャー」という機械を使っておこないますが、もしそこに小石などが入り込んでしまえば、車の表面を痛めてしまいます。
ですから高圧をかけて、手が届かないような細かい隙間まで、しっかりと洗浄してあげる必要があるんですね。
タイヤカバーやホイールの汚れも洗い流していきます。
画像をご覧いただくと、車に高圧洗浄をかけたときに、水をものすごく弾いているのがお分かりいただけるでしょうか。
岡崎様は以前、専門店に依頼してコーティングをされたとのことでした。
それで撥水をしているわけです。
ここでお伝えしたいのは、「ものすごく撥水しているからいいコーティング」とは言い切れない、ということです。
強い撥水をしてしまうと、逆にそれで塗装を傷めたり汚したりすることがあるんです。
コーティング屋さんの中には「こんなに撥水するんですよ!」といった謳い文句で売っているお店もありますが、私はそうではないと考えています。
今回のポルシェ911カレラの場合は、コーティングで撥水しすぎており、汚れや雨染みがちょっと多い印象がありました。
雨染み除去は2回拭き取りで丁寧に
ここからは、雨染み除去に入っていきます。
除去剤である「ウォータースポットクリーナー」をマイクロファイバークロスにつけて、頑固な雨染みを溶解除去していきます。
塗装面に溶剤を塗ると、雨染みが反応してやわらかくなっていくので、浮き上がってきたところをもう1回拭き取っていくという流れになります。
1回つけただけでは、どんな車も完璧に綺麗にはできませんので、たとえ新車だったとしても、当社では必ず2回拭うようにしています。
一回クリーナーをつけてみることで、どういう風に反応してるか、雨染みがどのようについているのか経験上分かりますから、汚れが浮いてきたところをよく見て、やり残しがないように除去していきます。
実はこのとき、表面にちょっと異物感を感じました。
そこで、雨染み除去をしたあとに、そのような異物も取り除いていきました。
ここで大事なポイントは、一気に作業を進めるのではなく、様子を見ながら段々と進めていくということです。
塗装の上部にあるクリア層の膜厚は限られていますから、一気に汚れや異物を取り除こうと無理やり磨いてしまうと、塗装に悪影響が出てきてしまうんですね。
当社では、このような点にも配慮して作業をおこなっています。
油分の除去は大切な工程。脱脂作業
雨染み除去が終わったら、今度は脱脂作業に入ります。
脱脂作業というのは、車の表面についているワックスなどの油分を取り除いてあげることです。
さて、雨染みや油分を除去したあとに磨きをかけるわけですが、脱脂作業などをしなかったとしても、磨くことによって油分などの汚れを取ることは不可能ではありません。
ですが当社では、磨くからといって、脱脂作業や雨染み除去が必要ないとは考えておりません。
念には念を入れることを大事にしていますし、何より油分が残っていると、クリア層を余計に削らなければいけなかったり、磨くときに塗装の中に油分が入り込んでしまったりという可能性が考えられるため、脱脂作業は欠かせないのです。
さて、ディーラーさんでおこなわれるレベルのガラス系コーティングですと、この脱脂作業だけで、なんとコーティングが簡単に取れてしまうんです。もう一瞬ですね。
そういう実態を見てしまいますと、ディーラーさんでコーティングされるのはもったいないなと思ってしまいます。
当社で施工するような本物のコーティングであれば、脱脂剤やウォータースポットクリーナーを使ったとしても、まったく問題ありません。
溶剤でこすって取れてしまうような、ヤワなコーティングではないからです。
エンブレムも忘れずに作業
ポルシェのエンブレムの中も、きちんと雨染みを除去していきます。
細かいところは筆を使って塗り、汚れを浮かして、また塗って、ということを繰り返します。
筆だけではちょっと心もとないので、この後にマイクロファイバークロスを使って汚れを拭き取ってあげます。
普通のタオルで拭うと表面を傷つけてしまいますが、特殊なタオルであるマイクロファイバークロスは優秀ですから、心配なく拭き取ることができるんです。
注意したいのは、汚れは雨染みだけじゃないということです。
前述したように、ワックス剤を使っていると油分の汚れがありますから、それはアルカリ性の溶剤を使って落としてあげます。
ほかにも、酸性の製品を使うこともありますね。
雨染み除去剤では取れなかったら、今度は別の溶剤に変えてみる、という風に、いろいろ考えながら作業を進めていくわけです。
次に、フロントバンパーについている素地の部分も綺麗にしてあげます。
フロントバンパーの素地にはワックスをつけることは少ないので、雨染みの除去剤だけでも結構綺麗になります。
エンブレムなどと同じように筆を使って、最後はマイクロファイバークロスで拭き上げます。
今回の記事では雨染み除去とワックス除去の下地処理をご覧いただきました。
次の記事では磨きや、コーテイング施工の記事をアップいたしますので是非そちらも合わせてご覧ください。
セラミックコーティング完成
改めて、こちらがコーティングが完成したところです。
いかがでしょうか?
重厚感あふれる艶が出ているのがお分かりいただけるのではないかと思います。
変にツヤツヤテカテカしたような、油分が光るような感じではないことが、画像からも伝わるのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、このKUBEBOND IONは強化ガラスに使われている技術を元に開発されましたので、いわば車が強化ガラスをまとっているようなものですね。
フロントバンパーの部分にもコーティングをかけています。
良い艶が出て、綺麗に仕上げることができました。
今時のコーティングは、塗装の中に入り込んで、塗装そのものを改変して強化するタイプが主流です。
塗装の上にかぶせるようなコーティングは、もうありえないかなと思いますね。
塗装を強化するおすすめの最新コート剤が、セラミックコーティング「KUBEBOND ION(キューブボンド イオン)」です!
モータージャーナリスト岡崎五朗様のご感想
代表の佐藤と岡崎五朗様の対談動画はこちらです。
KUBEBOND IONによるコーティングに対し、岡崎様の忌憚ないご意見を語っていただいております。ぜひ動画もご覧になって、参考にしてみてくださいね。
記事は下記からご覧ください。
モータージャーナリスト【岡崎五朗さん】対談。最新コーティングKUBEBOND IONを語る
コーティングのモニター募集!お問い合わせはこちら
当社では、現在KUBEBOND IONのモニターを募集しております。
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KUBEBONDイオンの詳細とモニター募集については以下のページでご説明しておりますので、ぜひご覧ください。
お問い合わせは以下から、「KUBEBONDイオン モニター依頼」とご連絡ください。
月々の施工台数には限りがございますので、まずはお問い合せください。お待ちしております!