アルファロメオ・ジュリエッタのコーティング完了!
~次のオーナーへ、思い出を込めた「綺麗な姿」でバトンタッチ~
こんにちは。今回は、アルファロメオ・ジュリエッタ(4~5年程度ご愛用のお車)にコーティングを施しました。
しかし、今回のご依頼はちょっと特別なケースです。「これから愛車を手放す予定だけれども、ただ売るのではなく、綺麗にしてから次のオーナーへ渡したい」というオーナー様からのご要望でした。
「綺麗にしてから手放したい」という思い
多くの方は、車を手放す際、「査定額アップのために綺麗にする」といった目的を持たれるかもしれませんが、今回のお客様はそういった経済的な理由ではありませんでした。
「長年乗ってきた大切な愛車だからこそ、美しい姿で送り出したい」――そういった、愛車に対する感謝や思い出を込めた依頼だったのです。
このようなご相談は当店でも珍しくありません。板金塗装を20年以上、コーティングを10年以上手がけてきた中で、車との“お別れ”に際して綺麗に整えたいというお気持ちをお持ちのお客様は意外と多いのです。何年も安全に走ってくれた愛車へ「ありがとう」を込めてピカピカの状態にして送り出す――これほど素晴らしい愛情表現はないかもしれません。
徹底した磨きとコーティングで輝きを取り戻す
今回のジュリエッタは、経年に伴う小傷や塗装のくすみが見受けられました。
そこで、まずは丁寧な磨き作業(ポリッシング)を行い、塗装面を極力フラットでクリアな状態へ。赤いボディカラーは傷やくすみが特に目立ちやすいですが、磨きによって本来の発色を引き出します。
その上で、塗装内部に入り込み、塗膜を強化するタイプのコーティングを施工。コーティング層が微細な傷を目立たなくし、より深みのある艶を生み出します。こうして完成した車は、新車時の輝きを取り戻したかのような美しい仕上がりになりました。
愛車への「感謝」を形にする
今回の依頼は、お客様ご自身が乗り続けるためではなく、「次のオーナーへ引き継ぐため」の美装でした。その想いに応えるべく、私たちも全力で手をかけさせていただきました。
車はただの移動手段ではありません。長年乗っていると、それぞれのご家庭や個人にとって「思い出を紡ぐ存在」になっていきます。最後の最後まで綺麗にして手放すという行為は、愛車への感謝と敬意そのものであり、その心温まる思いに触れられることは、私たちにとっても大変な喜びです。
おわりに
車を手放す際、以下のようなご要望をお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
- 思い出を込めて綺麗な状態でバトンタッチしたい
- 次のオーナーに最高の状態で乗ってもらいたい
- 長年お世話になった愛車への感謝の印として美しく整えたい
当店では、塗装やコーティングに関する豊富な経験を活かし、ご要望に応じた最適なプランをご提案いたします。今回も、完成後のボディをぐるりと撮影した動画を用意しましたので、その仕上がりをぜひご覧いただければと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからも、お客様と愛車の素敵なストーリーを支えていければ幸いです。