ポルシェ・パナメーラ/コーティング施工を完全公開
- 車種:ポルシェ・パナメーラ
- 状態:経年車(5年)
- 下地処理:プレミアムポリッシュ
- コート剤:グロスアーマー
- オプション:ガラス・ホイール
- 施工日数:6日間
塗装職人が自動車に磨きをかけコーティングを施すと、どこまで綺麗になるのか是非ご覧ください。
施工前
施工後
高圧洗浄
塗装面や隙間に入り込んでいる汚れや砂埃を高圧洗浄機で落とします。
ポルシェ・パナメーラは、この後コーティングを塗布する前の下地処理としてプレミアムポリッシュで磨きをかけていきます。その際に隙間に入り込んでいる砂埃が出てきてしまうとそれを巻き込んで傷をつけてしまう可能性があります。
せっかくこれから綺麗にする車に傷をつけるわけにはいきませんので、プレミアムポリッシュをかける前に入念に綺麗にします。
雨染み・鉄粉・油分を除去
塗装面に付着している雨染みやワックス剤などを溶解除去してスッピン素肌にします。
かなり水ジミや汚れがついていましたので、入念にクレンジング処理を行いました。
これからプレミアムポリッシュ(しっかりと磨き)をかけるのであれば、このような溶解除去は必要ないと思われがちですが、このクレンジング処理を行うことで塗装(すり傷)へのアクセスが早くなり、無駄にクリア層を削らずに済むのです。
お車の財産である塗装を少しでも残すのがプロの仕事です。
細部の洗浄
細かなところまで、ハケ・ヘラなどを使用し綺麗に洗浄します。
クロスで拭くだけではありません。2種類の溶剤(酸性・脱脂)を使用して溶解させマイクロフィアバークロスで綺麗に拭き取って行きます。
これを何度も繰り返して綺麗になります。
ポリッシング(研磨)
磨きbefore・after
部分的にですが磨いた画像を並べました。
YouTube動画でご覧いただくと傷が消えていく瞬間が見れますのでぜひご覧ください。
ガラスコート剤の塗布
ガラスコーティング剤【グロスアーマー】を塗布します。
ポルシェ・パナメーラは、グロスアーマーでご用命いただきましたので、密着定薬剤を塗布し、ガラスコート剤、トップコート剤の順番で施工して行きます。
この3層の工程が、艶の鎧を作り上げます。
パナメーラ、ガラスコーティング完成
施工担当者の感想
ポルシェ・パナメーラは塗装が柔らかいため塗装面全体に細かな傷が多く入っており綺麗に見えない状態でした。
時間をかけて磨きをかけましたのでかなり綺麗にすることが出来ました。お客様もすごく喜ばれており作業者としては頑張って良かったと大変嬉しく思います。