今回は、メルセデスベンツにまつわるコーティングのお悩み解決です。
新車でベンツを購入したお客様で、コーティングはしたほうがいいのかとご相談いただくことがあります。
そこで、以下の3つの観点から、コーティングについてお話しします。
- 新車のベンツにコーティングはするべきか
- コーティングするんであればどこに依頼するべきなのか
- プロが考える最高なコーティング剤は何か
1つ目は、そもそもコーティングが必要か不要かというお話。
2つ目は、新車で買ったときにディーラーにお願いするべきなのか専門店にお願いするべきなのか、それともご自身でコーティングすべきなのかということ。
3つ目は、私が思う最高なコーティング剤の紹介と実演。良いコーティング剤はどのような弾き方をして、どのようなツヤが出るのか。
このようなポイントをお伝えしていきます。
新車のベンツにコーティングはするべきか
まず、コーティングはするべきだ、とお考えください。
ディーラーにお願いするか専門店か、それとも自分でやるかと問題がありますが、まずそもそもの前提として、「コーティングを何もしない」ということは、間違いなくおすすめしません。
ご自身で市販の製品を使って簡単にコーティングをかけるのもいいですし、弊社のような専門店やディーラーでもいいんですが、何かしらのコーティングはするべきだと思っております。
ここで、ベンツの塗装の質に触れておきたいと思います。
コーティングというのは塗装を守るものになりますので、塗装の質によっても、どれくらいのレベルのコーティングをかけなければいけないのかが変わってきます。
基本的に、日本車と輸入車では、塗装の硬さが違います。
日本車は輸入車と比べると塗装が柔らかく、輸入車のほうが硬いのが一般的です。
私は板金塗装を20年くらいさせていただいており、塗装も毎日のように作業させていただいておりますが、やはり輸入車のほうが硬いです。
数字で示すと、車種やメーカーによっても多少違いますが、「4H」の硬さがあるとされています。
一方、日本車の場合は「2H」とされています。つまり、輸入車のほうが日本車よりも2倍硬いということです。
そのため、日本車のほうがいいコーティングをやったほうがいいんじゃないかなと考えております。
ベンツの場合は、もともと良い塗装がされているので、完全なるコーティングというよりも、まあまあのコーティングをしておくだけで、十分良いカーライフが送れるんじゃないかなと思います。
コーティングをかけるべきかどうかについては、4Hの硬さがあっても、コーティングがかかっていないと雨や水垢に侵されたり、鳥のフンや花粉、塵や排気ガスといった外的要因で汚れたりします。
お車を外に置いておくだけでいろいろな要因にさらされますので、まず間違いなく表面をカバーしてあげるのがおすすめです。
ベンツのコーティングはどこに依頼するべきか
次に、コーティングはどこに依頼するべきかという問題です。
選択肢としては、ディーラー、コーティングの専門店、ご自身でおこなう、の3つが挙げられますので、それぞれのメリット・デメリットをお伝えします。
ディーラーに依頼する場合
ディーラーに頼む何よりのメリットは、新車を買ったときにそのままコーティングをかけてもらって受け取るだけなので、一番簡単だということです。
デメリットは、金額が高いということです。
また、フロントマンの方とお話をすると思いますが、コーティングの詳しい知識はあまり期待できません。
ただコート剤をかけるだけになるので、何か質問したいとか、こういう汚れがついちゃったけど相談したいなどといったときに、満足するような対処をしてもらうのはちょっと難しいかなと思います。
コーティング専門店に依頼する場合
専門店に頼むメリットは、やはり知識と経験が豊富だというところです。
弊社もそうですが、コーティングを扱っている人間なので、お客様から質問をいただいたことにお答えができます。
また、弊社では、松竹梅という形で3つのコーティングのコースをご用意しています。
厳選した3種類のコーティング剤をご用意させていただいておりまして、その3つからお客様に合った製品を選んでいただけます。
私のほうでもコーティング剤をたくさん取り寄せ、メーカーの方ともお話ししましたが、世の中に出回っている製品は、もう10や20じゃききません。かなりの種類があるんですね。
その中からプロの目で製品を厳選していますので、かなりの知識があります。
そのため、お客様に合ったものをご提案できると考えております。
デメリットに関しては、良い専門店のコーティング屋さんと出会うのがちょっと難しい、というところです。
そのコーティング屋さんが本当にいいのかどうか、初めて行くところは分からないですよね。
一方で、ディーラーさんは一定レベルの接客や平均のコーティングがあるので、そういう点での間違いはないと思います。
しかし、専門店では、当たり外れがあります。個人でやってる方の人柄だったり、会社の方針だったりが異なりますので、お客様の希望を満たしてくれるお店を探すのが大変というのはデメリットだといえるでしょう。
また、新車を購入したあとでお店を探して、そこに持っていかなければいけない、というのも大変な部分です。
自分でコーティングをかける場合
ご自身でやる場合、メリットは費用がかなり安く済むということです。
一方で、どういった製品を選んでいいのかわからないというのはデメリットです。
私もいろいろ自分で商品を取り寄せていますが、「水をすごく弾くから最高ですよ」とアピールされても、水を弾くからといって本当に塗装が守られるかっていうのは、少し微妙なところです。
コーティングのメーカーの方と話したところでは、水を弾く材料を作ることは、実は簡単らしいのです。
ただ、水を弾かせると汚れを呼び、水がかかった時にレンズ効果で逆に塗装を痛めてしまうことがあります。
コーティングしたのに逆に汚れをつけてしまうことになり、弾けばいいっていうことでもないんですね。
ですので、良い製品の選び方というのは難しい部分になります。
製品については、弊社でもコーティングのトップコートを取り扱っております。
もし良いものが分からないときは、弊社でご購入いただくことも可能ですので、お気軽にお問い合わせくださいね。
プロが考える最高のコーティング剤は何か
今私が最高なコーティング剤は何なのか、製品の紹介と実例をお伝えします。
おすすめのコーティング剤は「キューブボンド」というセラミックコーティングです。
実際に、ツヤの違いを比べてみましょう。
指を指しているほうにコーティングがかかっています。
コーティングがかかっているほうは、かなりツヤがあるのがお分かりいただけるかと思います。
結構厚くコーティングをかけるタイプになりますので、セラミックということで、これだけツヤ感の違いが出てくるんです。
こちらがキューブボンドという製品で、弊社の松竹梅は、一番高い松コースのものになっております。
それでは、コーティングの有無による、水の弾き方の違いをご覧ください。
KBというロゴが入っているほうが、キューブボンドセラミックコーティングがかかっています。
コーティングがかかっているほうは、水が転がり落ちるように滑っていって、水の吸いつきがありません。
一方で、何もかけていないほうは、ダラダラと水が流れていく感じですね。普通の車はこのような感じだと思います。
私の中で、キューブボンドは画期的なセラミックコーティングです。
何層にも重ねて塗っていくタイプなので、値段は高めになるのですが、最高級のコーティングをご希望であれば、こちらをお選びいただくのがおすすめです。
まとめ:ベンツにはコーティングをかけるのがおすすめ
今回は、コーティングをかけるか否か、どこでコーティングしたらいいか、良いコーティング剤とは何か、というポイントをお伝えしました。
この内容は、あくまでコーティングの基礎的な話になりまして、まだまだお伝えしきれていない情報がたくさんあります。
もし分からないことがあれば、私佐藤宛てにご相談いただければ何でもお答えさせていただきますので、ぜひお電話でもメールでもお寄せいただければ嬉しいです。
お待ちしております!
YouTube解説動画
今回の記事は動画版もございます。ぜひ併せてご覧ください。
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