コーティング専門店とディーラーの違いを解説
ガラスコーティングを依頼して行う場合、「ディーラーで施工する」「専門店で施工する」という2択になります。
ディーラーさんで新車を買う場合、コーティングを進められることがありますが、そのとき、ディーラーでそのままお願いするか、それとも専門店に依頼したほうがいいのか、と悩む方も少なくありません。
そこで今回は、ディーラーさんおよび専門店のガラスコーティングについて、
- 施工方法の違い
- 仕上がりの違い
の観点から、それぞれの違いを解説していきます。
ぜひ、ガラスコーティングの店選びを行う際の参考にしてください。
最後にYouTubeでの解説動画もありますので、ぜひ記事と併せてご覧ください。
ディーラーでコーティングをする場合
ディーラーでガラスコーティングを施工する場合、
値段ごとに3種類のコースが用意されていることが多いです。
具体的な相場観としては、以下のとおりです。
- 5万円程度のメニュー
- 10万円程度のメニュー
- 15万円程度のメニュー
いずれのコースにおいても、内容としては「洗車をしてから、コーティング剤を塗るだけ」ということがほとんどです。
ディーラーさんの敷地内にコーティングを施工する会社が来て、その場でやってもらっている形です。その際にしっかりと車に磨きをかけてくれる、ということはなく、洗ってからコーティングを塗布して完了です。
しかも、専門店のように屋内のコーティングブースでやるわけではなく、屋根がない環境で施工することもあります。
ディーラーをおすすめできない理由
「洗車後にコーティング」という流れは、専門店から見れば、「コーティング剤の密着が悪くなってしまう」と考えます。しかも、そのような施工方法でも、5万円・10万円・15万円と結構な金額がかかってしまうので、少し考えものです。
もちろん、ディーラーさんでも良い設備環境で、しっかりと磨いてくれる会社さんもあるかもしれません。
そのため一概には言えませんが、技術者に聞いてみると、
「屋根がないところで洗車して、そのままコーティング剤をつけているだけ」
「屋根があったとしても、密着剤を塗らない」
「下地処理をせずに、コーティングしているだけ」
といったお話をよくうかがいます。
このような状態で15万円という高い金額がかかっているとすれば、車のプロとして、正直あまりおすすめできるものではない、と考えます。
すべてのディーラーがそうだ、ということではないので、ぜひディーラーのフロントマンに「どのような施工方法をするのか」を聞いていただくことをおすすめします。
専門店でコーティングをする場合
専門店がガラスコーティング施工をする場合、「洗車をして、そのままコーティング剤をかける」ということはありえません。
それぞれの会社のやり方にもよりますが、
少なくとも当社・佐藤自動車【ShiningCarsプロジェクト】においては、間違いなくありえないことです。
なぜかというと、洗車するだけではガラスコーティングの密着が弱いからです。コーティング剤の密着が弱ければ、すぐに取れてしまうことが考えられます。
しっかりと密着させるためには、下準備である「磨き」や「クレンジング処理」が重要になります。
私たちの「磨き」作業
当社では、コーティング剤を塗る前の「磨き」に力を入れています。
また、「新車なので磨きをかけなくてもいい」という場合には、「クレンジングコース」をご用意しています。
具体的に、どのような作業をするかをご紹介します。
まずは、お車を綺麗にするために洗車をします。
その後、すぐにコーティング剤をかけるのではなく、「脱脂」を行います。
脱脂とは、汚れの原因である油分などを落とすことです。
油分が残っていると、コーティング剤の密着が悪くなってしまうんですね。
そのため、2~3時間くらいかけて、丁寧に落としていきます。
お車の表面が完全に綺麗になったところで、コーティング塗布作業に入ります。
高いガラスコーティングになると、「密着剤」を1枚入れてから、コーティング剤をかけていきます。
密着剤が入ると、ガラスコーティングの持ちも違いますし、輝きも変わります。
このような観点から見ても、やはり良いガラスコーティングは、専門店にお願いするべきものと考えます。
金額的にも、ディーラーさんとそこまで大きな差はありません。
たとえ新車だったとしても、傷がまったくないということはありません。そのため、お車を綺麗に保ちたい方には、お金はかかりますが、磨きをしっかりかけるプランをご用意しています。
一方で、「磨きは必要ないから、費用を安くしたい」という方向けには、磨きをかけないプランをご用意していますので、そちらをご選択いただければと思います。
私たちのコーティング環境
当社・佐藤自動車【ShiningCarsプロジェクト】では
コーティングブースを設置し、良い環境を整えています。
天井には、通常の蛍光灯だけでなくスポットライトも備え付けています。こうすることで、傷や汚れをよく見えるようになっています。
また、ブースという「密閉空間」ですので、風が吹いてきたリ汚れやホコリが入ってきたりということはありません。そのため、コーティングの定着がいい、ということになります。
良いガラスコーティングのためには、環境も大事ですし、材料も大事です。
また、綺麗な塗装のためには洗車だけでなく、脱脂作業などの下準備をしてあげることが必要です。
お化粧でも、ただ水洗いしただけの肌にメイクしても化粧ノリがいまいち、ということがあると思います。
車も同じなんですね。
まとめ
ディーラーさんで新車などにガラスコーティングをかける場合と、専門店に依頼する場合で何が違うのか、というお話をさせていただきました。
大きく分けると、
- 環境の違い = 仕上がりの違い
- やり方の違い = 仕上がりの違い
どちらも輝きや耐久性など全てにおいて仕上がりに影響があります。
ぜひ、実際にお店に相談するときには、このような観点からチェックをしてください。
この記事を参考に、良い専門店さんと巡り会っていただければ嬉しいです。当社・佐藤自動車でも、ガラスコーティングに関するさまざまなご相談を承っております。
もしお問い合わせいただければ「こういうお店はよくない」「このような専門店がいい」といったご相談に乗ることもできます。
ご相談やお見積りは無料ですので、ぜひお問い合わせいただければ嬉しく思います。
あなたの貴重なお時間の中で記事をお読みいただき、ありがとうございました。
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