雨染みの原因は雨じゃない!予防と対策
「雨染みで車が真っ白に汚れてしまい、全然取れない!」
「雨染みを防ぐ方法はないの?」
このような悩みをお持ちの方へ、雨染みの原因とその対策について解説します。
お客様から、雨染みについてご相談のメールをいただきました。
雨染みについて同じお悩みをお持ちの方は多くいらっしゃいますので、こうして回答を共有することで問題解決のお役に立てればと思っております。
お客様からいただいたメールは以下のような内容でした。
初めてご連絡をさせていただきます。
昨年4月に再塗装ポリマーコーティングをした中古車を購入しましたが、最近雨染みが目立つようになり、なかなか取ることができず、また車が濃い色のためメンテナンスに大変苦労しています。
磨きコーティングのご相談になるかと思いますが、費用を含め、いくつか松竹梅プランのご提案をいただきたいです。
忙しいところすみませんが、何卒よろしくお願いいたします。
このようなご相談でした。
これから、私がこちらのお客様にどのようなご返答をさせていただいたかをお伝えします。
雨染みが起こる4つの原因と予防策
まず、雨染みの原因として何が考えられるかですが、原因として4つ考えられるということをお客様に返信しました。
コート剤の問題
1つ目は、コート剤の問題です。
中古車販売店が施工したコーティングで、のちのち白く酸化するような溶剤を使用しており、雨に濡れてそのままにしていたら白く雨染みになってしまった、ということが考えられます。
メンテナンス剤の問題
2つ目は、洗車する時のメンテナンス剤が酸化するタイプだったということが考えられます。
雨に濡れてそのままにしていたら白く雨染みになってしまった、ということですが、単純に雨に濡れただけであれば、白い色にまではならないですね。
車の表面に付いているものの跡がついて白くなってしまう、というケースが考えられます。
水道水の問題
3つ目は、ご自宅などで洗車するときに水道水を使って、拭き上げなかったということです。
水道水を使うことはまったく問題ありませんが、しっかりと拭き上げずに終えたことが一度でもあると、表面が白くなることがあります。
車のパネルに付いているコーティング剤やメンテナンス剤が悪さをするということもありますが、それだけではなくて、水道水に含まれているカルシウム質、すなわちカルキと呼ばれているものが残ってしまって白くなり、雨染みや水染みとして問題になるわけです。
洗車機の問題
4つ目に考えられる原因としては、洗車機を使った場合です。
弊社のお客様でもよくありますが、洗車機に入れたあと、水気をしっかり拭き取らなかったため、白くなってしまうことがあります。
洗車機に入れると、機械が水をブローしてから車が出てきますので、表面には水分がちょっとしか残っていません。
大した水気ではないからそのまま走っていい、と思われる方が多くいらっしゃるんですが、水が残っていると、それが水染みになります。
洗車機で使っているワックス剤やコーティング剤は良い製品を使っていないので、そこに水が残ると、それだけでも結構白くなります。
最初は綺麗かもしれないですが、洗車を何度も繰り返せば繰り返すほど、かえって真っ白に汚くなってしまうという悪循環にはまってしまうんですね。
また、洗車機に入れたあと、拭き上げない状態で雨が降ると、これも雨染みになります。
雨の影響というよりも、車に付いているワックスが悪いものなので、白い汚れになってしまうんですね。
雨染みの原因については以上の4つが考えられるので、これらの原因を無くしてあげることが大事になります。
雨染み予防策
今後、新しい雨染みを予防するために、「コート剤は良い製品を選ぶ」「水気はきっちりと拭き上げる」ことを意識していただければと思います。簡単に施工できて、撥水がすごくて、すごく艶が出て、長持ちする。こんなパーフェクトな謳い文句の商品があったら気をつけてください。一時的に綺麗に見えるだけかもしれません。
雨染みを無くす!2つの対策
こちらでは、できてしまった雨染みをどうやって無くせばいいか、その対策をお話しします。
お車の表面に雨染みが付いてしまっているのであれば、それを取らないと、今からいくら対策をしたところで綺麗になりません。
雨染みを落とす方法としては、大きく分けて2つあります。
まず1つは、プロに依頼して雨染みを綺麗にしてもらうことです。
プロにお願いするときも、磨きをかけてしっかり塗装を綺麗にする方法と、雨染み用の溶剤を使って落とすクレンジングという方法の2種類があります。
もう1つは、ご自身で雨染みを落とすということです。
ご自身でポリッシャー(研磨機)を使ったり、溶剤を使ったりして、車の雨染みを綺麗にしていきます。
自分でメンテナンスする方法
まず先に、ご自身で雨染みを綺麗にする選択肢について、詳しく解説します。
ご自身でおこなう場合は、溶剤を使わないといけません。弊社の商品でいえば、「ウォータースポットクリーナー」を使って落としていただきます。
ウォータースポットクリーナーを使うにあたっては、詳しい使い方をYouTubeにあげていますので、よろしければ見ていただければと思います。
ウォータースポットクリーナーという溶剤を使い、マイクロファイバークロスを使って拭き取っていきます。雨染みを溶解分解をして取るというやり方ですね。
DIYが好きな方などは、ご自身でやっていただいても全然いいと思います。
もちろん中には取れないような頑固な染みもありますが、溶剤などは安い材料なので、まずはご自身で一回試してみるのもいいかなと思います。
他にもタールクリーナーという製品もありまして、頑固な汚れなどにおすすめです。
とはいえ、雨染みだけであればウォータースポットクリーナーだけでも大丈夫です。
高いお金をかける前に、一応試してみるっていうのはおすすめです。
プロに依頼する方法
次に、プロにお願いする場合です。依頼内容の選択肢としては2種類あります。
まずは、しっかりポリッシャーで磨きをかけて汚れを落とすやり方です。
相談をいただいたお客様には、「弊社のメニューでいえば、雨染みであればライトポリッシュでやってあげれば綺麗になりますよ」ということをお伝えしました。
一方で、もっと値段を安く抑えたいというご希望もあると思います。
その場合は、弊社がウォータースポットクリーナーをやらせていただく、というプランがあります。
佐藤自動車では、店で販売している溶剤よりも、成分の濃いものを使っています。
濃いものは加減を間違えると塗装に影響が出てしまう可能性があるので、お客様が安心して使えるように少し薄くしていますが、弊社でおこなう場合は濃いめの溶剤を使いますから、汚れが取れやすくなっています。
ただ、せっかく汚れ落としをやるのであれば、雨染みが下の塗装を侵している可能性があるので、今回のお客様にはライトポリッシュをおすすめしました。
とはいえ、ある程度のお金がかかることになるので、安く抑えたい方は、磨きではなくクレンジングでもいいんじゃないかと思います。
今回、できてしまった雨染み対策としてお伝えしたのは、ご自身でやるやり方、そしてプロに任せるやり方です。
お金をかけたくないという方は、ご自身で一回試してみるのがいいと思います。
ただ、時間がなかったり、自分でクレンジングをやるのが面倒であったり、しっかり雨染みを落とす自信がないという方は、プロにお任せいただくことをおすすめします。
実際にプロに頼む際に、クレンジングという安いコースか、ポリッシュコースのどちらを選ぶかをご検討いただければと思います。ポリッシュであれば、いろいろな会社さんがおこなっていますので、身近なお店にご依頼いただくのがいいんじゃないかなと思います。
注意点として、コーティング屋さんによっては、メニューがクレンジングだけであったり、そもそも金額の設定がない会社もあります。
そういうときは、クレンジングコースであれば弊社・佐藤自動車が承っておりますので、ぜひご依頼ください。
雨染みを落として快適なカーライフを
今回は、雨染みの原因と対策をお伝えしました。
雨染みの原因としては、コート剤の問題、メンテナンス剤の問題、水道水を使ったときに拭き上げない問題、洗車機を使ったときに拭き上げない問題の大きく4つあります。
この先、雨染みを作らないようにするためには、まずこの4つの問題を防ぐようにしてください。
もし雨染みができてしまったら、2つの解決策をご検討ください。ご自身でやる方法と、プロに任せる方法です。
どちらかの方法でお車を綺麗にして、雨染みを生む原因になる4つのことをやらないようにすれば、綺麗な状態を長く保つことができます。
もし、お車の汚れやコーティングについてわからないことやご相談があれば、ぜひ弊社・佐藤自動車までお気軽にご連絡ください!
お悩みを共有することで、他に悩む多くの方々の助けにもなります。
あなたに綺麗な車でのカーライフを送っていただけるよう、私どもも力を尽くしてまいります。
ご興味を持っていただけましたら、ぜひ下記からお問い合わせをお待ちしております。
YouTube解説動画
今回の記事は動画版もございます。ぜひ併せてご覧ください。
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