コーティングの硬化時間と注意事項
今回は、「ガラスコーティングの硬化時間と注意事項」についてお伝えします。
お店でガラスコーティングをかけたとき、「固まるまで水に濡らさないでください」と言われることがあります。この記事では、いったい何時間くらいで完全硬化するのか、詳しく解説していきますので、DIYされる方も参考にしてください。
最後にYouTubeで解説動画もありますので、ぜひ併せてご覧ください。
硬化時間は最低6時間から
硬化にかかる時間は、コーティングの種類によってまったく違います。
一番短いのは、「ガラス系コーティング」と呼ばれているタイプです。
もっとも、短いといっても「6時間はコーティングをかけてから雨に濡らさないでください」と設定しているメーカーさんが多いです。
つまり、「6時間」は硬化にかかる最低時間だといえます。
どんなコーティングでも、少なくとも6時間は雨に濡らさない、洗車しないということを心がけましょう。
質の高いガラスコーティングでは、硬化するのにさらに時間がかかります。
具体的には、12時間や24時間ほどの時間が必要ですし、コーティングに厚みを出したい場合は、48時間という長さになる場合もあります。
ガラスコーティングの質や硬さ、膜厚によっても完全硬化にかかる時間は異なるという点をご理解ください。
DIYでおこなうコーティングの場合
中には、ご自身でDIYとしてコーティングを施工する方も多くいらっしゃいます。
DIY用のコーティング剤には、メーカーの説明書がついてきますので、作業のときは必ず説明書をご覧になり、そこに載っている規定時間を守るようにしてください。
硬化時間が過ぎる前に雨に濡れてしまうと、水滴の跡がそのままコーティングとして固まってしまいます。
このような事態を避けるためにも、必ずコーティング剤が固まるまでは、水に濡らさないように気をつけましょう。
DIYの注意事項
ただし、メーカーの説明書には硬化時間が短く書かれている事も少なくありません。
短い時間の方が売りやすいと考えているかも・・・売るだけ売って・・。
ですので、最低でも3日間は雨が降らないことを天気予報で確認しコーティングを施工するのが良いでしょう。
専門店でおこなうコーティングの場合
DIYでは、24時間や48時間といった硬化時間を設定しているコーティングは、あまりありません。
長時間かかるものは、
主に専門店でガラスコーティングを施工した場合になります。
専門店に依頼したときは、必ずお店の方が「何時間濡らさないでください」と伝えてくれるはずですので、お店から指示された時間は、必ず守るようにしてください。
当社・佐藤自動車(ShiningCarsプロジェクト)の場合は、硬化時間を過ぎてからお車をお渡ししていますので、基本的には、そのまま雨に濡れてお帰りいただいても問題ありません。
注意事項
しかし、硬化時間が過ぎる前にお車を返却する会社さんもあります。
その場合は、
「どれくらいの時間、濡らさないほうがいいのか」
「いつから洗車していいのか」
これらをぜひ質問していただくことをおすすめします。
シャイニングカーズのコーティング硬化時間
こちらでは、当社・佐藤自動車で施工している、3種類のガラスコーティングの硬化時間についてご紹介します。
セラミックコーティングの効果時間
当社が採用しているセラミックコーティングは、
1層目に定着剤、2層目・3層目に強固なセラミックコート剤、4層目にセラミックトップコート剤を塗って完成となります。
1層目の硬化時間は8時間以上
2層目の硬化時間は30分程度(温度湿度で設定あり)
3層目の硬化時間は12時間
4層目の硬化時間は12時間
上記のように時間をあけての施工が必要になります。
POINT
弊社の場合は最後に塗装ブースで焼き付けを行い乾燥させます。
グロスアーマーの硬化時間
「グロスアーマー」は、3層構造の強力なガラスコーティングで、
1層目に定着剤、2層目はガラスコート剤、3層目はトップコート剤(犠牲膜)を塗って完成となります。
1層目の硬化時間は特に設定はなく洗車をして乾かしたらそのまま2層目に入っていきます。
2層目の硬化時間は2時間〜3時間
3層目の硬化時間は2時間程度
メーカー推奨のやり方としては、
時間をかけて2層目のコーティングをしっかり定着させてから、3層目をかけなければなりません。メーカーが推奨している時間がある場合、ズラして作業してしまうと良い仕上がりにはなりません。佐藤自動車のオリジナル製品でない場合は、必ずメーカー推奨時間でやらせていただいております。
グロスアーマーの3層目というのは、いわゆる犠牲膜です。
雨をバリアしてくれる材料になっており、水に濡れても大丈夫なように3層目が作られています。
作業性も考えられた仕様になっており、さすが、施工店が考え出したコーティング剤です。
POINT
弊社の場合は完璧を求めて、塗装ブースで焼き付けを行い乾燥させます。
シャイニングガードの硬化時間
シャイニングガードは、当社・佐藤自動車(ShiningCarsプロジェクト)オリジナルのガラスコーティングで、1層で仕上げます。
硬化時間は3時間
このコーティング剤は、一般販売も行っており、初めての方でも施工できるようにYouTubeでの施工のやり方など、説明動画を掲載しております。
ぜひトライされたい方は、ご購入をオンラインショップからお願い致します。
もちろん店頭販売も行っております。
こだわりの塗装ブースで時短
コーティングを定着させるにあたり、当社では「塗装ブース」を活用しています。
当社・佐藤自動車は、
板金塗装修理にも力を入れていますので、こだわりの設備として塗装ブースを設置しています。
室内が60度に温まる密閉空間で、ガラスコーティングを定着させるのにも最適で、普通のコーティング屋さんや専門店には塗装ブースのような設備はなかなかありません。
当社では高い温度でコーティングを焼き付けられることから、コーティング品質が高いとご評判をいただいております。このような良い設備環境も、当社の強みといえるでしょう。
当社でコーティングを施工させていただいたものに関しては、お帰りの際にすぐに水に濡れても大丈夫ですが、水に濡れたままにしてしまうのは、お車にとって良くありません。
佐藤自動車(ShiningCarsプロジェクト)では、お客様にメンテナンス剤をお渡ししておりますので、できれば雨がやんだあと、メンテナンス剤を使って拭いていただければと思います。
まとめ
今回は、ガラスコーティングの硬化時間についてお伝えしました。
完全硬化に必要な時間は、コーティングの種類によって変わります。ご自身でおこなうDIYの場合は、製品の説明書に書いてある時間をきちんと守ってください。
専門店にお願いする場合は、
必ずお車を受け取るときに「何時間まで濡れないほうがいいか」「何日洗車しないほうがいいか」を質問していただくことをおすすめします。
ガラスコーティングは、1番最初が肝心です。特にプロ品質のガラスコーティングは、しっかりと固まったあとなら、高い威力を発揮します。
せっかくのコーティングの効果が失われないよう、ぜひ「硬化時間」を意識してみてください。
当社・佐藤自動車では、ガラスコーティングに関するご相談やご質問を承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。